レートの闇日記

にわか総合勢がポケモンの考察についてメモ程度に。

〔カロスダブル〕 霰トリパ-withマッギョ-

 

 先日スペシャルレート(カロダブ)でレート1882を記録し、これ以上はちょっと無理かなーと感じたため、またとんぽけオフが終了したことでこれ以上カロスダブルのオフ等に出る予定もなくなったため、記念に使用構築を公開したいと思います。

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 とんぽけオフダブルの部もこのPTで出場したのですが、結果は2勝4敗で余裕の予選落ちとふるわず改めてオフとレートの対戦の違いというものを痛感しました。このPTは作業性が強いことと、スペレの制限時間の短さと初見殺し要素がうまくマッチしているため、レート向きだと思います。また、このPTはオリジナルの未完成構築であり、ちょっといじればさらに使いやすくなる可能性も秘めていると感じているため、そのことも加えておきます。(誰か僕の代わりに完成させてくだしぁ...)

 

○PTメンバー紹介

 

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ユキノオー 

冷静 雪降らし  命の珠  

吹雪、ウッドハンマー、氷の礫、守る

 

マッギョ   

冷静 静電気  達人の帯  

10万V、大地の力、濁流、守る

 

ガルーラ  

勇敢 精神力→親子愛  ガルーラナイト

猫だまし、捨て身タックル、アームハンマー、不意打ち

 

カイリキー 

勇敢 ノーガード  ラムの実

爆裂パンチ、岩雪崩、叩き落とす、ファストガード

 

ヤドキング 

生意気 鈍感 オボンの実

熱湯、大文字、癒しの波動、トリックルーム

 

シャンデラ 

冷静 すり抜け  気合の襷

熱風、シャドーボール、守る、トリックルーム

 

○個別解説

ユキノオー  H28 A252 C228 最遅

 トリパの非メガノオーによくあるACぶっぱがベース。Hは実数値169で何となく珠ダメ意識。この手の型だとバンギ辺り意識の勇敢がメジャーな気がするが、個人的に一番撃つ吹雪のダメージが欲しかったので冷静にした。環境にガブマンダがやたら多く、非トリル下でも礫で常に狙っていけるのが強い・・・んだけどこいつらはトリルさえ張れちゃえば他でもどうにかなることと、それ以上にPTがギルガクチートを強烈に呼ぶんであんまり出さなくなってきた気がする。ついでに耐久が足りないから慎重に動かさないと何もせず落ちます。

 

マッギョ H244 B12 C252 最遅

 初見殺しその1。何か良くわからないけどヤバイ。この枠は元々モロバレルだったが、アロー耐性が気になることやギルガクチート辺りのトリパ対策で入ってくる鋼への打点の乏しさから別のポケモンを探してみたところ、PTの苦手どころを完璧に見てくれるヤバイポケモンを見つけてしまったため初め半分冗談で採用してみた。実際使ってみての感想は予想以上に使いやすかったです。まず遅めのSから一致地面が撃て鋼への高打点があること、加えて飛行を半減する電気タイプであることで霰トリパの障害にほぼ完璧に刺さります。ドサイドンもこの条件を満たしますが、PTに浮いてるポケモンがいないため地震を活かしにくいこと(一応ドリライもありますが)や威嚇耐性、面白さ(!?)などの点からマッギョで正解だったと思います。

 火力の目安としては帯大地でH252メガクチが超高乱数、メガリザYが帯10万でちょっと足りなかったりと後一歩足りない残念火力なため、この辺はミリ耐えされる前提で動きます。とはいえ、猫だましや霰ダメ、全体技のついでなどで何やかんやちょっと削れてたりするのでそこまで気にはなりません。むしろ余裕で耐えると踏んだ相手に予想以上の負担を掛けたりします。それと濁流はほとんど撃たないのでトリルターンを凌ごうと守るとかしてくる相手に合わせられる身代わりなどでも良さそうです。また持ち物も帯でも足りない火力を補う珠や眼鏡なんかも面白いと思うため、そのうち試してみたいです。その場合、ノオーの持ち物やPT全体の守る不足をどうするかなども考えねばなりませんが・・・。

 マッギョはPGLの使用率ランキングで検索してみると先制の爪が9割近かったり、地割れ所持率がやたら高かったりと、テロリストくらいしか使ってなさそうなポケモンですが、堅実なアタッカー型としてみると意外と環境に刺さっていたりします。個人的にはコータスとかその辺と同等のワンチャンポケモンだと思うので皆さんもいかがでしょうか^^?

 追記)特性ですが、トリル下で相手を助けてしまう可能性がある静電気より砂がくれの方がいいと思います。バンギに若干強くなったりもしますし。僕自身実験的に作った静電気個体しか持ってないのであれですが参考程度に。

 

ガルーラ H実数値207 A252 残りB 最遅

 初見殺しその2。精神力。PTを使い始めた頃は「カロブ名物ガルーラに猫」が大流行していたため、こいつで初ターンは進化せず相手の猫持ってない方に猫撃ちつつ、シャンデラでトリル張れば勝ちでした。ちなみにこの動きは僕が良くトリプルで使うエビシャンの並びからヒントを得たものなので皆さんも気をつけましょう。現在はガルーラが肝っ玉状態でシャンデラに猫を撃ってくるケースが増えたのでそう簡単にいかなくなっており、立ち回りにも工夫が必要です。それでもスペレの技選択時間の短さから焦ってガルーラに猫してくるニャオやコジョは普通にいますのでそういうのは美味しくいただけてます。

 技構成はトリル補助の猫、トリルエースとしてより相手に負担をかける捨て身、トリルとシナジーがありバンギ辺りへの打点のアムハンまではほぼ確定です。不意打ちは結構すかされますが、それでもトリル切れた後とかに削れた相手を縛り続けたりできるため、便利に使えています。ただPTで重いゲンガーにはほぼ確実に透かされるので噛み砕くとかも欲しいんですがね・・・。アムハンで自身のSを2段階下げた後は最遅50族より遅くなれます。

 ちなみに現在スペシャルレートで使われているガルーラはほぼ肝っ玉です(PGL調べ。肝っ玉93.6% 早起き3.5% 精神力2.8%)。カロブ名物ガルーラミラーをさらに混乱させ、択ゲーを加速させる精神力ガルーラ、皆さんもいかがっすか?

 

カイリキー HA252 最遅

 格闘枠(兼混乱テロ枠)。この枠はハリテ、ブシン辺りで考えていたのですが、個人的にトリパでは特に優先度が高いファスガをどちらも覚えないことを知ってしまい、代わりを探したところ、またまたヤバそうなポケモンを見つけてしまったため採用に踏み切りました。

 メインの爆パンとファスガが確定で、後はリザ意識で岩技、ギルガ意識で叩き落とすとしています。本当は耐久面もっと厚くしたかったのですが、メガガルやリザYへのダメージがぶっぱで結構ギリギリだった気がするんで、結局Aぶっぱとなりました。

 構想段階ではPTにモロバレルという補助要因がいたためここの格闘には猫などの補助よりは攻撃性能を求めていたのですが、マッギョというアタッカー(?)が加入した今、攻撃性能を落とすことになるものの威嚇と猫、さらにファスガを持つズルズキンでも良さそうな感じはします。その場合さらに相手の格闘が重くなるのでヤドキングにサイキネ入れるなどさらにいじる必要はありそうです。とはいえカイリキー自体はカロダブ環境で全然戦えるポケモンだと思いますし、読まれにくいファスガや問答無用の爆パンなどテロ性能高めなんで皆さんもいかが(ry

 

ヤドキング H252 B108 C68 D76  最遅

 初見殺しその3。鈍感。ついでにドリームボールで再生力アッピルしてたりします。まあこいつの鈍感はそこそこ有名ですが、それでも挑発撃たれることは稀にあるので美味しくいただきます。また、相手が特性を知ってるかどうかに関わらず高耐久と挑発無効のトリル要員という安心感はあるので襷で無理やりトリルするシャンデラとうまく使い分けができているように思います。ただ、再生力は便利な特性ですし、こいつに威張ってくる礼儀を知らないニャオニクスとかもいますので、鈍感の利点を感じられなくなってきたら、再生力やマイペースに変えるといいと思います。

 こいつの技スペも結構厳しく、水、超、炎、氷どれも欲しい場面はあります。今は水+炎で使っていますが、記事を書きながら草毒や格闘重めかな?っと感じたためサイキネは入れても良さそうです。それでも切りたくないのが癒しの波動で、トリル後置物になりがちなこいつを放置できなくしてくれる便利な技です。例としてトリル下でガルーラヤドキングと並べ、捨て身連打マシーンを作ることができるのですが、はまったらとても強いです(というか楽しくてしょうがないです)。

 

シャンデラ HC252 最遅

 トリプルでも使っているすり抜け最遅シャンデラの使いまわし。壁や身代わりの多いトリプルと違ってすり抜けはあまり活きない気がします。現状身代わりギルガピンポかな・・・と。今注目してるのは、甘えた肝っ玉ガルーラや不意打ち使いをワンチャン機能停止に追い込める炎の体です。もらい火も優秀な特性なのでここは考えどころ。

 基本ガルーラと初手で並べて猫の補助をもらいながらトリルします。使用感はカポシャンやエビシャンとほぼ同じで扱いやすいです。トリルだけなら割と張れますがその後の立ち回りは重要で削れたこいつを安易に捨てるとバレルや例によって鋼連中が激重くなるケースが結構あるのでその辺良く考える。守るは時々オバヒだったりします。

 

○立ち回りとか

 基本はガルーラ+シャンorヤドでトリル張りながら攻めます。2度目のトリルは難しいので、縛り関係をしっかり理解した上で守る読み交代読みをバンバンしないとトリル切れて負けます。とはいえ、レート環境をみると対トリル要員をギルガやクチートなど1、2体に任せてるだけのようなPTも結構見かけるため、大体トリル張ってそいつの処理間違えなければどうにかなります。面倒なのはトリパミラーで、トリプルもそうだけどトリル張るか否かの判断は結構難しいです。このPTはガルーラという信頼できるエースがいますので、トリルできない場合はこいつでサクサク相手を倒していかないと負けます。

 重い相手で印象的なのはモロバレルです。初手のバレルはこちらが上取れてるのでガルーラシャンデラでどうにかします。裏にいる場合は熱風で弾幕張るなど、常に後だしの警戒を怠らないことが大事です。いずれにせよ丁寧にやらないとあっさり負けるんで注意です。どうしても胞子が防げなかった場合は気合で最速起きしましょう。ついでにドーブルも重いですが最近見なくなったんで対ダクホ犬の立ち回り忘れました。ガルの精神力活かしながらトリル張って一度も動かさずに処理とかだったかな・・・。ちなみに一回だけラムカイリキーに零度撃たれて「こいつ対ドーブルだめだめじゃ~ん」てことに気づかされました。後はゲンガーです。構想段階であんまり意識してなかっただけにギルガルドよりよっぽど重い存在になってしまいました。「ガルーラはゲンガーに有効打がない」ということを頭に入れ、誰を捨て誰を残すのかしっかり考えないと詰みます。

 

○最後に

 自分がこのPTを作るにあたり、トリプルで普段使っている霰トリパからヒントを得ているためその色が結構出ています。また、シーズン2の全国ダブルでも似たようなPTを使ってたこともあり(一応過去の記事にあります)、それをカロスの環境で完成させてみたかったことから構築を練り始めました。結果的にこれまでカロダブで使っていた寄せ集めの雨パより自分に合ったPTができたと思っているため、このPTで高レートをマークできたことは満足です。ですが、僕自身このPTは後一歩完成には届いていないと感じているため、まだまだ改良を加えながら試行錯誤を重ねていきたいです。

 

 ではこれで。例によって記事作成に慣れていないので後から書き足しや修正が入る可能性高いです。