〔上位禁止ダブル〕 ファイアロー不在!解放霰トリパ
こんにちは。今回はシーズン6スペシャル(上位禁止ダブル)で僕が使ったPTについて書きます。戦績は25勝3敗の最終レート1804です。1800を超えたことで満足してそこで止めました。
霰トリパを使おうと思った理由としては、ファイアローがいないという一点がでかいです。ついでにガルーラとかギルガとかバレルとか。5世代から通じて、6世代でも全国ダブル、カロスダブル、トリプルと霰トリパの使用経験がある僕から見て、「ファイアローが重い!あいつさえいなければ!」と思ったことは1度や2度ではありません。5世代で猛威を振るった(気がする)霰トリパを6世代でほとんど見なくなったのも主にファイアローのせいでしょう。クソ鳥許すまじ。そんな僕が今回のスペレのルールを見た瞬間「あ、これ霰トリパ行けるわ」と思うのもまあ当然ってわけ。ついでに事前情報で強いヤバイと騒がれていたサルサナや雨にも強めってことで一人ニヤついてました。
そんなわけで今回のPTは「飛行技をとことん一貫させてやろう!」ということを第一に組みました(何かが間違っている)。これは飛行技の一貫など全く気にせずとも組むことができた5世代ダブルの霰トリパを懐かしむ意味もこめています。
それではメンバー紹介へ
ユキノオー | 雪降らし | メガ石 | 吹雪 | エナジーボール | 氷の礫 | 守る |
シュバルゴ | 防塵 | 命の珠 | メガホーン | アイアンヘッド | ドリルライナー | 身代わり |
ルカリオ | 精神力 | 拘りスカーフ | インファイト | 岩雪崩 | 命がけ | この指とまれ |
カポエラー | 威嚇 | 脱出ボタン | 猫だまし | インファイト | フェイント(ワイドガード) | ファストガード |
シャンデラ | もらい火 | 気合の襷 | 熱風 | シャドーボール | トリックルーム | 守る |
ブルンゲル | 呪われボディ | ラムの実 | 潮吹き | シャドーボール | 自己再生 | トリックルーム |
〇個別解説
・ユキノオー 冷静 197-112-96-158-105-58
色んなルールで使いまわしてる安定のHCぶっぱ。ファイアローがいないためとても活き活きしていた。逆に氷4倍連中も揃っていなくなったため、メインの吹雪で一撃で落とせる相手は減っていたような印象。サンダーやサザンはダブルダメ吹雪を耐えてくるので注意。どっちかというと面倒な水タイプに打点を持っていることが偉かったかもしれない。その他炎や鋼に良く受けに来られるため、横のポケモンと協力しながらトリルターン中に効率よく相手を倒していく必要があります。まあトリル下で降臨できれば安定の強さでした。
・シュバルゴ 勇敢 177-205-125-x-126-22
何となく使ってみたかったポケモン。大技のメガホーン、安定のアイヘ、炎や鋼に刺さるライナーの技範囲が非常に優秀。等倍以上ならもちろん、半減でもごり押していく様はメガクチートに近いものがあり(当然火力は一歩劣るが)十分頼りになるものでした。また、ラス枠は守るではなく身代わりとしましたが、トリルターンを稼ごうと守ってくる相手に合わせることで大きなアドバンテージを得られるため使用感は良好でした。この身代わりとトリルの相性を知ることができたのがある意味一番の収穫だったかもしれません。
・ルカリオ 陽気 177-130-90-x-91-156
順番的には先に他5匹が決まって最後に入ってきたポケモン。トリルを補助するに辺りカポエラーでは対応しきれないサルサナやクロバットなど(早めの妨害要員)に対応するために採用しました。他候補としては精神力スカーフフリフォカイリューなど。基本的に先発でシャンデラorブルンゲルと並んで出しサポートしながら早めに退場→トリルエース降臨の流れを決めてもらいます。攻撃技はあくまでおまけなので、相手の初手が格闘や岩の通りが良いからといって欲張って殴りに行かずサポートに徹するのが吉です。火力の目安としては大体のサザンがインファをミリ耐え、マニューラに雪崩が半分入らないなどといった残念火力です。少しくらい火力に回しても良かったかも。
今回このタイプのルカリオを初めて使ったのですが予想以上の働きをしてくれました。やはり精神力サポーターは偉い。いつかまた別の構築でも使ってみたいと思えるようなそんなポケモン。
・カポエラー 意地っ張り 157-145-120-x-141-91
霰トリパといったらセットでついてくる安定のサポート要員。今回はダブルということでトリプルほどミラーは頻発しないと思ったこと、猫の撃ちあいでSが負けそうな場合はルカリオに切り替えられることから、Sはほぼ無振りの個体を使用した。配分はサザンの珠流星耐え、他色々整えた感じ(つまり忘れた)。基本的にルカリオと使い分ける感じで初手にシャンデラorブルンゲルと並べ猫トリル→脱出ボタンを駆使しつつトリルエース降臨の流れが強かった。また、PT全体でサザンや鋼、炎辺りへのもうひと押しの打点が不足していたためインファで殴る機会が結構多かった気もします。技構成は序盤は猫、インファ、フェイント、ファスガで回していました。アローがいないとはいえ不意打ちの通りが非常にいいためファスガは優先されます。ただし後半の5,6戦はサンダーの熱風からユキノオーを守るためにフェイントを切ってワイガを採用しました。この辺の技スペに迷うのはカポエラーの宿命ですかね。
ちなみに相手にキザンがいると不意打ちからPTを守りたい反面負けん気も怖いというジレンマに駆られることに...。
・シャンデラ 冷静 167-x-110-216-111-76
めっちゃ色んなルールで使ってる襷シャンデラ。今回は炎技の一貫性を抑えるためもらい火で採用。基本的に先発で出すトリル要員としてはブルンよりこちらが多かったです。カポシャンで猫+襷トリル。これがやっぱり基本なんだなぁって。襷発動まで削れたとしても炎無効のこいつをとっておかないと相手の炎ポケモンゲロ重のケースが多々あるため生かすか捨てるかの判断は慎重に行う。こっちが降らせた霰で散っていくシャンデラ、悪波雪崩怯みでトリルがはれないシャンデラはもはやテンプレ。それでも結構信頼してるんでこれからも頑張ってもらいたい。
・ブルンゲル 冷静 207-x-98-143-125-58
こいつも毎度お馴染みシャンデラとセットのトリル要員。ここまででドーブル対策が薄すぎたのでラムの実を持たせました。スペレとはいえ火力インフレ気味の6世代においてこいつの耐久は全く信用していませんが、刺さる相手にはとことん強いためトリル起動、アタッカー、詰ませ役とどれもそれなりに機能してくれました。特にこのPTはウインディ、エンテイ、ドランといった炎連中が重めだったためそれらに強いポケモンとしても重宝しました。
〇全体解説
初手はカポorルカリオ+シャンorブルン。これは絶対です。補助しながらトリルして全体技の嵐で制圧しよう! 普通に殴っても強いですが、交代読みや守る読み身代わりを決めれば勝利に一気に近づきます。やることが決まってるPTで潜るレートは楽でいいですね。
相変わらずこのスペースで書くことがない。
〇重かったポケモン
・キザン:常に不意打ちの恐怖。カポを出すと負けん気発動。珠か襷かわからない。早々に処理したいのに守ってくる。つまりゲロ重い。一番辛かったです。
・メガバナ:一撃で処理できないため2、3回殴る必要があるため非常に面倒くさい。一番楽な処理方法はシュバルゴのメガホーン+αで仕留めること。
・マリルリ:トリルに合わせて太鼓してくるやつ、チョッキ持ってエナボ耐えてくるやつ、エナボ読みグロス交代でトリルターンを凌ぎにくるやつ・・・皆キツイです。特にブルンゲルが殴り勝てないってのが痛い。
・グロス:主にチョッキ持ち。シャドボ余裕で耐えてくるから辛い。
・サンダー:打点が吹雪のみ(しかも耐えてくる)ためキツイどころの騒ぎではない。まずトリル張るのは絶対で隙を見て迅速に処理したい。
・ウインディ、エンテイ、ドラン、シャンデラなど炎全般:炎弱点が多いことから、トリルが切れた後に出てこられると何もできずにボコされます。トリル下ならドリライや吹雪の集中でごり押しできるので何とかトリル中に再起不能なレベルまで追い詰めたい。
書いてる途中から「あれ?このPT穴だらけで弱いぞ...」と思い始めてきたのは内緒。まあこんな耐性ガバガバな攻撃一辺倒の構築で勝ちを重ねられるってのも古き良き霰トリパらしくていいんじゃないかなって。本当アローがいないから許される構築だと思います。何だかんだXYのスペシャルは考察しがいのあるルールが多くて楽しかったので、ORASのスペシャルレートにも期待したいですね。私はそろそろこの指ジラーチ達を使ってあげたいよ...。
それではこの辺で。ここまで見ていただきありがとうございました!