【スペレ】 帰ってきた解放霰トリパ・改 【上位禁止ダブル】
過去に使ったこの辺のPTをベースに改良を加えました。合わせてどうぞ。
〔上位禁止ダブル〕 ファイアロー不在!解放霰トリパ - レートの闇日記
【ダブル】 バクルルガ霰スタイル(ジャパンカップ使用構築) - レートの闇日記
シーズン11スペレで使ったPTです。47勝18敗レート1802。とりあえずキリがいいところまで上げて止めました。割と負けはしましたが、連敗や大幅にレートを溶かすことも無くじわじわと上げていったので比較的楽しくレートができました。
上位禁止ダブルは人気ルールなので今回も色んな人が環境考察なりランク付けなり行っていましたが、僕の場合はとりあえず前使ったPTがそのまま使えることだけ確認できたので思考停止気味に霰トリパを使うことに決めました。キツイところは潜りながらその都度改良して行こうってことで。
コンセプトは前回の上位禁止ダブルと同様、飛行を一貫させることを目標とした霰トリパです。ファイアローからの解放が解放霰トリパの肝なので(だから何かおかしい)。
〇メンバー紹介
(レベル1)
ちなみに最初潜り始めたときは、ドーブル(レベル50最遅)、ハリテヤマ(毒毒玉)、バクーダ、ユキノオー、ブルンゲル(HC)、マリルリでした。それが色々あって今の形に。今回はレートリセットしなかったので、キツイ相手にボコられるたびにパーツを入れ替えながら最終的に上の戦績におさまったと考えてください。
〇個別紹介
・ドーブル
マイペース
生意気 12-5-5-5-6-5 (最遅、ダウンロード意識())
気合の襷
天才ポケモン。スペレの闇。ギルガルド、ゲンガーが使用不可なため環境に全然ゴーストタイプがおらず、がむしゃらの通りがすさまじく良かった。たまに猫だましや指が欲しくなるが基本的に技構成はこれで満足。
威嚇
勇敢 172-143-135-x-148-56
オボンの実
元々ハリテヤマだったが、ファストガードがどうしても欲しかったことやドーブルと組むため自力で火力を出す必要があまりないことから、似た動きができるポケモンとして採用。同じ構成のカポも候補だったが、後述する使い方ならSが低いズキンの方が良さそうだったので見送り。
ファスガの使い方としては初手に「ドーブル+ズキン」と出して猫トリルした後、先制技で縛られがちなHP1のドーブルを守りながらダクホを通しアドを確実なものとするというのが主。このようにドーブルと並ぶことが一番多いのがズキンであったためがむしゃらと合わせて相手を処理する岩雪崩も優先して入れた結果悪技を入れるスペースが無くなってしまった。どうしても欲しい試合が多いなら叩き落とすを採用する予定だったが、そうでもなかったためこのままにしてたらシーズンが終わった。
・バクーダ
ハードロック→力尽く
冷静 175-x-93-172-95-40(→175-x-123-216-125-22)
バクーダナイト
ふんか、ねっぷう、だいちのちから、まもる
トリル下の炎+氷の範囲で大活躍・・・のはずが、最終的にあまり選出しなくなったメガ枠。マリルリやトノルンパを見るだけで選出したくなくなる(そして環境にこれらのポケモンが多い)。というかギルガやクチート、バレルもいないこの環境じゃ刺さる相手が少なかった印象。メガ枠をユキノオーに譲って別のポケモンを採用するか、はたまた2メガにしてみても良かったかもしれない。
一回マリルリのアクジェを耐えたので確定耐えまで振ったら使いやすくなるかなーと思いダメ計したら予想以上に努力値を持って行かれ萎えたのでこのまま使った。ほんとこいつHP低すぎてやる気ないと思う。ぶっぱで197くらいくれよ。
雪降らし
冷静 197-112-96-158-105-58
命の珠
ファイアローがおらず、水タイプが多そうな環境でアマルルガを採用する理由が薄そうだったので素直にユキノオー。トリル下ではやはり安定した強さ。思考停止で投げるとまだ活躍の余地があるドーブルを自分から殺してしまうので、その辺は良く考えて扱う必要がある。目安としては、グロスにがむしゃらの一発でもぶち込めれば、後はユキノオー劇場なので自主退場させてやってもいいかと。
呪われボディ
生意気 207-x-101-112-154-58 (サザンドラの眼鏡悪波耐え)
ラムの実
天才ポケモンその2。前々から6世代におけるHCベースブルンゲルの火力耐久どちらも中途半端な感じが嫌いだったので(ジュエルがあった頃ならともかく)、思い切って耐久に厚くしてみたら予想以上に使いやすくなった。味方の火力はドーブルが補助してくれるため、こいつ自身に火力を求める必要が無かったのも大きい。また、ここまで耐久があることで初手のトリルが安定するのは勿論、猫の補助なしに2度目のトリルを展開することも容易であり立ち回りに幅が生まれたように思う。当然呪われ再生による詰め性能も向上。
過去にダブルトリプルでブルンゲル入りのトリパは何度か使ったことがあるがここまで使いやすいと思ったのは初めてなので、またいつか使ってみたい。
適応力
172-x-111-163-143-44
とつげきチョッキ
りゅうせいぐん、りゅうのはどう、ヘドロばくだん、シャドーボール
PT内での役割自体は薄いが環境に刺さってた枠。マリルリ、ルンパ、サンダー、・・・重そうなところを一気に見てくれそうだったので採用してみた。トリル下での制圧力とその気になれば非トリル下でも動かせる耐久を併せ持っており、かなり使いやすかった印象。特にvsトノルンパがそこまで重くならなかったのはノオーと同時にこいつの存在が大きかった。
〇全体
初手は、相手に猫だましがいない場合「ズキン+ドーブル(ブルン)」で猫トリル。相手に猫だましがいる場合は「ドーブル+ブルン」と出してニードルガードしながらブルン引きズキン出し。2ターン目に猫トリルという形をとるのが基本。後者のパターンなら猫+挑発の並びにも対応できます。また、初手からいきなりダクホトリルと強引に押しにいくこともありました。この場合大体どちらかが止められるものの、片方さえ動かせば結果的に同じようにトリル展開できるため(この際ダクホは外さないものとする)、様々な理由でズキンの補助がもらえない時などに重宝しました。そんなこんなでガチトリパの第一条件である「いかに安定してトリルを張るか」はクリアできました。
後は適当に殴るだけです。ドーブルが生存している場合はがむしゃら+全体技をメインに相手を蹴散らしていきます。このドーブルがいてくれるおかげで相手はトリル対策の有効な手段である「高耐久、良耐性で受けながらトリル切れを待つ」という手がとれなくなり、こちらとしても無駄な読み合いを避けながら存分にトリル下で暴れることができました。一回目のトリルで巻き返し不可のレベルまで追い詰めるのが理想ですが、今回はかなり耐久に信頼が持てる配分のブルンゲルを採用したため、2度目のトリルも張れる場面が多く立ち回りに窮屈を感じ辛かったです。
重かったのはオボン持ち、特にマリルリです。がむしゃら→オボン発動→もう一撃(雪崩、シャドボ、吹雪辺り)を耐えるの流れが辛すぎます。ノオーやドラミが有効打を与えられますが、その際も相手が引くのか居座るのかはたまた守るのかという(がむしゃらの採用で極力排除したはずの)読み合いが発生してしまい安定した処理は難しかったです。とりあえず眠らせてから気合でどうにかしましょう。
スペレがこういう楽しいルールだとモチベが上がりますな。さて来期のシーズン12からまたマーク無し過去作産ポケモンが解禁されますがいったいどうなっていくんでしょうね。僕は噴火ドランや零度スインクを持ってないのでこれらを見るたびに歯ぎしりすることになりそうですが、その辺を差し引いても楽しみ寄りです。