アローラビギニング使用PT(最終2位)
サンムーン初の公式大会であるアローラビギニングで使ったPTについて書きます。7世代初の記事となります。トリプルが廃止されたことで本格的にスペレや公式大会などのヘンテコルールの構築記事が増えると思います。今世代もよろしくお願いします。
〇大会結果
30勝3敗
最終レート 1873(2位)
例によって2ロムで参加したのですが、先に開始したメインの方で「あれをこうすれば良かった」という点があまりにも多かったので早々に切り上げ、サブの方で反省点を踏まえて挑戦しました。記事に書くのは改良後の方のみです。
〇PT作成まで
実は自分発売からこれまでスペシャルレートしか潜ってなかったのだが、そこにスペレと似たルールの公式大会が開催されるという情報が飛び込んできた。これは出るしかねえ...。
というわけでスペレで使ってたPTから何体か差し替えてそのまま出れないかなー、ってところから考えた。スペレのPT自体面白そうな伝説を突っ込みつつ寄せ集めで組んでた節があるのだが使用感は悪くなかったので、これをベースにしてバランス崩壊することもないだろうということで。
(スペレのPT)
まず真っ先にジガルデをガブリアスに変更。うちのジガルデはとぐろを巻く型とかいう奇形で特にキーポケモンではなかったので…。次にマギアナを同じ鋼タイプで耐久が近いギルガルドに変更。おわり。
ちなみにゲッコウガが制限枠でないことを大会開始後に初めて知り、だったら入れれば良かったと一瞬後悔したが、よくよく考えると自分があまりゲッコウガを信用していなかったのでまあいっかということで流した。(スペレでムンフォルナアーラに何度も返り討ちにあい解雇した経緯あり)
〇PT紹介
てんめぐ悪魔2体添えルナアーラスタン
〇個別紹介(活躍順)
・ハピナス
天の恵み
図太い 330-x-68(252)-121(204)-155-82(52)
冷凍ビーム、シャドーボール、電磁波、タマゴうみ
B:陽気ソルガレオのメテオドライブ 157~186(47.5~56.3%)
電磁波が入ればギリギリ粘れなくもない(流石に最終手段だが)
C:冷凍ビーム→無振りジガルデ 144~172
耐久無振りに限りパーフェクト込み確定2発
MVP。ハピで止まる相手が多すぎた。特に環境に溢れかえっているルナアーラに1匹で回答を持てる点が偉かった(正確には瞑想+ショックだと厳しいのだが当たらなかった&最悪後出し+麻痺+削りまで仕事すれば十分)。スペレの場合特に火力強化アイテムも無く種族値同士の大味な殴り合い環境なので電磁波入れてしまえば物理すら止まりかねないのだが、今回は流石に毒毒やらを結構貰ったので自然回復安定だったかもしれない。とはいえ瞑想ガン積みルナアーラを楽に突破するのにシャドボのDダウンが役立ったり、交代際の冷ビで発生する犯罪案件に助けられたりもしたので一長一短なのだが(実際この追加効果には置物化防止や詰み防止の意味も込められていたり)。技構成については全部活躍したので大満足。
ちなみに相手に使われるハピは大体毒毒を撃ってきたのでここのミラーが最も苦しかったり。炎技が苦しいがギルガルドに任せるしかない。
臆病CS
シャドーレイ、冷凍ビーム、瞑想、羽休め
割と良く見た瞑想型。スペレでは冷ビの枠が鬼火だったりムンフォだったりする。今回はまずムンフォで使ったのだが、一番撃ちたいゲッコウガに対して怯みのリスクを負ってまでこいつで殴り合うよりはさっさとハピナスに引いた方が体力も温存できて安定な気がして全然撃たなかったので変更。ガブの噛み砕く搭載率が思ったより高く、下から2発などと悠長なことしてられないと感じたのも理由の一つ。低レート帯ではこいつ1匹で3タテとかザラだったが1700超えてからは目に見えて動きづらくなった印象。それでも1発耐える耐久からタイマンで1匹は持って行ってくれる安定感は健在で流石の強さだと感じた。
・カプ・コケコ
臆病CS
スペレ環境のコケコしか知らないので他ルールと比較できないが、スカーフに怯えることなく常に上から高火力を押し付けることができ非常に使いやすかった印象。大体相手のPTに1体は電気無効がいるのだが、「ここいるなら地面投げるだろうなー」って場面で1度様子見を交えつつ出てこなかったら問答無用で電気技押しまくってた。挑発は申し訳程度のハピナス対策。事前にボルチェンで若干の削りがいるため安定はしないがタマゴ産みのタイミングで挑発を合わせることでそのまま押し切ることが何度かあった。
陽気AS
地震、逆鱗、噛み砕く、岩石封じ
事前にスペレ潜りまくった際絶対にルナアーラ環境になると思ったから噛み砕くを搭載。とはいえ相手にも噛み砕く搭載したガブは結構見たので思ったより警戒されてしまった。岩封はヤチェや襷が無ければ使いづらそうだったので炎キバ辺りと迷ったがあって困る技でもないだろうと思って採用。ギャラやパルの積み際に入れて後続のコケコで処理したり(パルは陽気だとアウトだが)、満タンルナアーラに一発入れて後続のルナアーラミラーで上を取らせたりと要所で活躍してくれた。フルアタで小回りが利かないのが心配だったがそれでも強かったので主人公。
意地っ張りHAベース
アイアンヘッド、シャドークロー、影うち、剣の舞
最初メインでキンシ持ちを使っていたのだが、ハピナスママンボウ系の受け回しにボコボコにされてしまったので急遽剣舞に変更。実際変更後にこの手のPTにしっかりリベンジできたのでこれには満足(まあ単体では安定しないので挑発コケコと協力する苦しい立ち回りなのだが)。6世代時代からルール問わずギルガルドの使い方下手人間だったのでちゃんと機能するか心配だったが、対耐久には剣舞、対高速アタッカーには攻撃+影うちで十分に活躍してくれたので強いポケモンだなと感じた。
控えめHCベース
元のスペレパにも入っていたが実際は数合わせのポケモン。ジガルデガブリアスに耐性がありそうな浮いてるポケモンということで何となく入っている(下からシャインではワンパンできずサブウェポン考慮すると諸説)。大会でも何となく刺さってそうな相手に選出して何となく怯ませていたイメージ。ルナアーラに対面で勝ったりした良くわからないポケモンだった。
〇感想とか
・今回電磁波を2体採用したのだが、麻痺の弱体化を改めて強く思い知ることとなった。フェローチェやゲッコウガに麻痺入れても全然上取れねぇ...。特にゲッコウガはハピの役割対象であるため電磁波から入るのだが、麻痺入れても上から悪波で抵抗してくるのでこちらからの打点の無さも相まってグダグダになるケースが散見された。流石に何度か怯んだ程度では負けはしないのだが。
・重い相手はベトベトン、ハピナス、パルシェンギャラドス、追い打ちマニューラあたり。特にマニューラは1800乗ってから連続で当たって2連敗もらったので泣いてた。
・頻発するルナアーラ(カプコケコ)ミラーはハピナスへの交代でなるべく避けたのだが、ガブリアスの偶発対峙が割とどうしようも無くきつかった。逆鱗にギルガルド投げて起点にするくらいの抵抗はできるのだが、それも技固定即解除を考慮すると今作からの自傷率低下もあいまって厳しい。逆鱗にフェアリー投げたら混乱もせずにすぐ技選択可能なの勘弁してくれ~。
・スペレ環境は割と知っていたつもりなので禁止伝説に苦戦することはあまり無かったのだが、上記の重い相手のような一般ポケモンにかなり苦しめられた。それこそシングルを潜っている人からしたら対策して当たり前の範疇だと思うので、甘かったなぁと反省。
・何だかんだルナアーラが圧倒的に多かったのでこいつに対して確実な回答持ててる人がスイスイ上がれたのではないか。特にルナアーラユーザーの場合はミラーでの行動がお祈りだけで終わらないことが大事だったと思う。偉そうにサセン。
・ハピナス(ラッキー)の孵化余りが全然売れなくて悲しいから結果も出したしそろそろ誰か貰ってくれませんか?(ボールに突っ込むのはNG)
おわり。
実質スペレの中身公開したから勝てなくなりそう。そもそも人がいないのだが。