【ダブル】 つくオフ優勝しました。
こないだ第5回つくオフにダブルの部で参加してきました。結果は予選4-0で1位抜け、決勝トーナメントでも何か全勝して優勝することができました!
とんぽけ内でも話題のつくオフというものに初参加と言うことで、とても楽しみにしていたオフで最高の結果を残せたことは非常に嬉しいです。また、関東のオフに参加すること自体が珍しいので、ツイッターで良く見かけるも直接絡む機会がなかなかない人達との交流もできたりしてとても楽しかったです。つくオフ運営の方々や参加者の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
ただその・・・問題の構築なんですけど、優勝した今でも全く自信が持てておらず正直恥ずかしくてあまり公開したくありません。というのもこのPTはオフ直前に慌てて完成させたのですが、やりたいことを詰め込むことを第一にした結果、明らかな欠陥を放置したままにしてあるからです。よって普段レートで使うこと前提のPTを考察している方からすれば、気持ち悪さのあまり吐きそうになると思いますのでご了承ください。
構築の出発点は「トリプルで雨ゴチクチ(これ:〔トリプル〕 PCL使用構築 変則雨滅びクチート - レートの闇日記)が妙に注目されたから何かそれっぽいPT偽装して全然違うことやれたら面白いんじゃね?」とか「ゴチクチってトリルじゃなくて電磁波でも面白そうだよなー」とかぼんやり考えた所から。ここでトノ、グドラorルンパ、ゴチルゼル、クチートまで決めた。後の2枠や技構成などはオフ直前まで色々考えたが結局纏まりきらず、「ああああああめっちゃ弱そうなPTになったああああああああレートでも回す時間ないしどうしようどうしよう...」的なところでタイムリミット。これはダメだ。
〇PT名「また雨パですか?」
オフ会会場でKPシートに構築名書く欄あって即興でつけました。いつも雨ばっかりでごめんなさい。最初「雨トリパ偽装」みたいなタイトル落ちで行こうとしてたから決勝戦で実況に構築名読み上げられてびびった。危ない危ない。
ニョロトノ | 雨降らし | スカーフ | 波乗り | 熱湯 | 冷ビ | 雨乞い |
ルンパッパ | すいすい | チョッキ | 猫だまし | ドロポン | エナボ | 冷ビ |
ゴチルゼル | 影ふみ | オボン | 電磁波 | 癒しの波動 | 手助け | 守る |
クチート | 威嚇 | メガ石 | アイヘ | 叩き落す | 不意打ち | 守る |
ファイアロー | 疾風の翼 | 命の珠 | ブレバ | フレドラ | 追い風 | ファスガ |
ニンフィア | フェアリースキン | 精霊プレート | ハイボ | 破壊光線 | 石火 | 見切り |
〇個別
・ニョロトノ 臆病 166-x-95-142-120-134
とんぽけ学祭で使った雨はあの後レートで回してみたがリザードンがゲロ重だったので、同じようにリザが重くなりそうなこの構築では前から少し気になっていたスカーフ雨乞いトノに挑戦してみた。ちなみにリザードンとは一回も当たらなかった。熱湯冷ビ雨乞いまですんなり決まってラス枠はドロポンの予定だったが、オフ直前特有の思いつきから「どうせ熱湯しか撃たないだろうし何か面白い技入れてみるか」などと思ってしまい波乗りになった。正直一番撃ったのは波乗りだし、一番活躍したのも波乗りだからまさかこんなに強いとは思ってなかった。今回はたまたまルンパと並ぶことが多かったのでガンガン波乗り連打できたが、実際は拘り波乗りである都合上横のルンパが交代できないという状況が多々発生していたため、本気で使うならその辺もっと良く考えなきゃいけないなと思った。波乗りと言う技自体は波乗りパのような専用の構築を用意しなくとも十分使える技だと感じたので、いつか拘ってない波乗りトノとかも使ってみたい。
・ルンパッパ 控えめ 169-78-90-146-120-118
S最速スカーフ霊ランド抜き、HD眼鏡ニンフのWダメハイボ高確率で2耐え、残りCぶっぱ(最低でも冷ビでガブ落とせるラインは意識)。配分はそこそこ綺麗になったと思うし、結構使いやすかった。ただ、配分考えてる時点では横のトノが波乗りなんて撃つことを想定していなかったため、いざ実戦になって味方の波乗り込みで眼鏡ニンフのハイボ2発で落とされてしまうというマヌケっぷりを披露。技については似たような構成のルンパをニコニコマッチ(ホウエンダブル)で使ったことがあったのですんなり決まった。オフで一度もドロポンを外さなかったのが世界で一番偉い。
・ゴチルゼル 穏やか 175-x-138-115-156-85
HBDのラインはいつものやつ。ゴチルをまともに考察すると技スペが全然足りずあれもこれも欲しくなってしまうため、一番いらない技を考えたら攻撃技なんじゃね?と思い攻撃技を切ってしまった。結果めちゃくちゃ使い辛かった。癒しの波動はこのPTでは安定して上から撃てないこともあり全然撃たなかったのでサイキネでも入れておけば良かったと後悔。
今回はゴチルがコンボのパーツになっているわけでもないためこの枠はゴチルである必要がないのだが、それでもなお影ふみと言う特性は強力だった。例えばヒードランはトノとルンパでしか相手できないのだが、ゴチルというポケモンがいてくれるおかげでドランの繰り出しを見てからゴチルキャッチ&トノ投げというように腐らせることができるため安定して狩ることができた。このように独特の立ち回りの強さがあるポケモンなので更なる可能性を感じた。
・クチート 意地っ張り 154-125-105-x-75-97(154-147-145-x-115-97)
Sめちゃくちゃ早い地雷クチート。せっかくトリパ偽装してんのに普通の意地HAクチートじゃつまんねーなってことでSに振った(不純な動機)。追い風下でゲッコウガ抜きのS96ニンフィアや多くのギルガルドの上を取ることができる。またここまでSを振ることでファイアローの追い風と合わせても動きやすいようにした(実際はそんなに追い風クチートまではやってない)。Sに回した分Aを削ったことで、補正Aぶっぱほどのキチガイ火力は出せなくなったが普通に使う分には十分頼りになるものだった。技に関しては電磁波+クチートを考えた時点でメインのアイヘは確定。特に今回はトノとルンパの冷ビ、さらにニンフィアまで構築に入ってきたことで竜への打点が十分確保できていたと感じたため、じゃれつくではなく試しに叩き落とすを採用した。これにより突破が困難なギルガやクレセをぶちコロ...せはしないものの大分処理が楽になった。単純に一貫性が取れやすい技としてもタイプ不一致ながら十分に負担をかけることができ、中々使い勝手が良かった。後は基本の不意打ちと守る。何と言っても今回のクチートは命中がオール100! 特にアイヘは今まで撃つ相手が少ないと思って採用を見送ることも多々あったが、メインに据えられる火力に命中100、30%怯みまでついてくるもんだから一度この安定感を知ったらもう外したくない!と思わせてくれるほど強技だった。
・ファイアロー 陽気 157-133-103-x-90-179
ボックスにいた鳥。カロスダブルで使った個体の流用。相手のアローのブレバが重いPTであるため、ファスガを優先して入れた結果守るが抜けてしまった。今回は追い風をメインに添えているわけでもなく、ファイアロー自体何となく入ってきたポケモンであるため、選出は控えめだった。
ちなみにこの枠はヒートロトムと迷ったりもした。
・ニンフィア 控えめ 199-72-89-173-151-84(A甘え)
PT5体で重い電気タイプ(ミトム、サンダー、ボルト辺り)に強く、雨ミラーもまあ見れる、かつS操作との相性も良さそうだったので最後に入ってきた。孵化の時間が全然なかったせいでめざパも粘れなければA個体値も甘えてしまった悲しいポケモン。本来はめざ地かめざ炎でも持たせる予定だったが、ラストニンフィアの孵化に取り掛かる段階で既に羽サンダーがだるいことは気づいていたため、ワンチャンぶっ飛ばせる破壊光線の採用に甘えることに。そんなこんなで攻撃技がフェアリーで統一できそうだったので持ち物を精霊プレートにすることで持ち物の効果を無駄なく発揮できるようにした。何かお得感! 実際後一歩火力が足りないプレートハイボ+石火は結構相性が良くて思ったより使いやすかった。配分はアローの鉢巻ブレバ耐え、追い風で申し訳程度のガルーラ抜き。
〇感想
・見た目種族値の弱さがもう何か笑える。
・交代先がいなさすぎてビビる。
・けど何か思ったより殴り勝てる(ごり押せる)。
・一番多かった初手はトノルンパ。猫波乗りでゴリゴリ。後はゴチクチ、クチニンフ、クチルンパなど。
・スカーフトノ自体テロ性能高いポケモンだが、波乗りはさらに読まれにくく結構きれいに通る試合が多かった。
・雨以外では滅ばない影ふみ入りということでPT全体で処理ルートが限られるポケモンをピンポイントでキャッチして逃がさず狩る動きが強かった。
・クチートってポケモンがガルーラに強いメガなのは何だかんだ偉い。
・トリル警戒してくれた人は何人かいたが、だからってゴチルに対する行動は明確に変化するわけじゃないのであんまり偽装の効果が実感できなかった。(というかトリプルの構築をダブルで偽装するのがまず頭悪いような...)
・トリルを張られることは少なかったような気がするためその辺で実は効いてたかもしれない。
・一回だけ滅び警戒された。
・頻発するクチートミラー&いずれもクソ重い。ミラーで上取れることがわかってるのが幸い。アイヘ怯み。
・催眠対策完全に切ってたけどドーブルと結構当たった。何か最速起きとかして勝ってしまったが吐きそうだった。
・電気の一貫が辛かった(オフ直前で一番頭を悩ませた要因)。
・一部鋼突破不可能問題。特にナットレイ無理なのは知ってた上で、オフの数戦なら当たらないだろう読みで完全に切った。
・こんな感じでいくつかの欠陥に無理やり目を瞑っているためこのPTは絶対にレートで使いたくない。
レートで使うPTは誰が相手でもそれなりに戦えるような安定感がなければ上に行くのは難しいですが、オフでは苦手な相手とはマッチングさえしなければ半端な構築でも上位に行けてしまうのではないかと思います。もちろんどこかを薄くした分最低でもトップメタ相手には有利に戦えるようにバランスを取ることは必須だと思いますが。実際はここまで歪んだPTが勝ち上がるのは稀だと思いますが、今回は常日頃感じているレートとオフの違いというのをいつもより強く実感したオフ会でした。いやーオフって怖いわ(棒)。
このPTも何だかんだ言って途中までのアイディアは結構気に入ってます。ただ、煮詰めきることができなかったのが残念でなりません。今度はレートでも使えそうなもっと綺麗な構築を目指したいです。